明日、ライブです。
最近、よくピアノと一緒に居る。
私のピアノはエレピなのだが、生ピアノに近い「響き」と「タッチ」を追求した機種で、
ハンマーの硬さも調節出来るので、あのエレピ特有のフカフカとした感触もないし、
ホール全体に広がるような実によい音がして、とても気に入っている。
帰宅すると、手洗いもそこそこに、すぐにピアノに向かう。
嬉しい事や悲しい事、色々な気持ちをピアノにぶつける。
嫌な事があると、激しい曲をがんがん弾いて大声で歌う。
初めはもやもやと色々考えているのだが、次第に音に集中し、
そのうち、何も考えなくなる。
一通り弾くと、自分の中で揺れていた部分が元に戻っている。
終わったら、お礼を言って、ふたを閉じる。
こういう作業を私はよく子供の頃にしていた。
練習はきらいだったけど、ピアノは大好きだった。
頭をぶつけると、自分の頭ではなく、ピアノの方を撫でていた。
ピアノを弾くと、無心になれる。
何時間でも弾いていられた。
大人になって、ピアノを人に習う事を止め、
時折、趣味程度に弾くだけになってしまった。
歌を歌うようになってからは、作曲や歌の練習のツールとして使うだけ。
バンドでライブを演る合間に、1曲2曲、弾き語りを演るようになった。
プロのピアニストに比べればまだまだだけど、
自分にしか表現出来ない世界があるかもしれないと、感じた。
活動10周年記念のライブは、全編弾き語りという無謀な事をやった。
苦難を共にしたお陰で、ピアノとの距離がグッと近くなった。
私はとても緊張する質で(そう見られないけど)、
ライブではいつも自分の力が出し切れない。
終わった夜は、不完全燃焼で眠れない事も多々ある。
どんなに褒められても、自分の中で駄目だったら駄目なのだ。
そんなくやしい思いをしない為には、とにかく練習するしかない。
でも最近は練習が苦ではない。
練習と言うよりは、自然なこと。
ピアノと自分がどんどん一体化してきたような感じがして嬉しい。
明日6日は、ライブです。弾き語りです。
力が出し切れますように。
よい歌を届けられますように。
皆さんのお越しを心よりお待ちしております。