Happy 44th Birthday Singapore!!
8月9日に、シンガポールは44回目の独立記念日を迎えました。
毎年この日は、国をあげてシンガポールの誕生日をお祝いする最大のイベント
"National Day Parade"(通称NDP)が行われます。
私がこの時期にシンガポールに居るのは実に15年振りで、
パレードを観に行こうかと思いましたが、
あまり体調が良くなかったので、自宅でその模様をTVで観ました。
私が最初にこの国に来たのは、1972年、今から37年前の事です。
独立から10年も経っておらず、国全体がまだ混沌としていました。
水道の水は飲めず、お米には虫が沸き、洗濯物も洗濯板で洗うという、
戦時中?のような状態。
この話を始めると非常に長くなってしまうのでやめておきますが、
TVを観ていて、最も変わったのは、人々の「目」だと感じました。
原始的な目から、都会人の目へと変わりました。
私は幼い頃、刺されるのではないかと思う程の、
怖い目をたくさん見ましたが、今その様な目をしている人はどこにも居ません。
子供の頃からもう何百回と聴き、歌った"Majulah Singapura"(国歌)。
昔は、国歌をアレンジするなんてあり得なかったのに、
今年は柔らかくアレンジされていました。
ミュージシャンとして一番注目しているのは、
このNDPに際して作られるテーマソング。
私も、そのほとんどの曲を歌う事が出来ます。
今年は例年のNDP Songとは、曲調が変わったように感じました。
過去のNDP Songは、当初は「ナショナリズム」を感じさせる軍隊的な歌から、
抑揚があってわかりやすい"American Pop"調に変わり、
今年のテーマソングは"UK Rock"的な曲調で、
歌詞も非常に抽象的で聞き手に想像をゆだねるような内容です。
このテーマソングを年代順に聴いていっても、シンガポールの進化を感じます。
過去のテーマソングはこちらで聴いてみて下さい。
私がこれまでのテーマソングの中で最も好きなのは、
1998年にDick Lee 氏が作った"Home"です。
"This is home truly" という歌詞の部分を歌うと、
なぜか胸にじ〜んと込み上げてくるものがあり、
「あ〜、やっぱり私はシンガポールを自分の母国と思っているんだな」と思います。
今年のテーマソングは、ローカルの人気バンド" Electrico"が歌う"What do you see"
シンガポールで再び生活を始めた2009年。
年末、私はこの国でどんな景色を見ているのでしょうか...?