両国国歌独唱
さて、12月7日、いよいよ明日となりました。
在星日本大使館主催による「天皇誕生日及び即位20周年祝賀レセプション」にて、
両国国歌斉唱を行います。
早いもので、シンガポールに移って、8ヶ月になりました。
その間、2つのイベントに出演の予定がありましたが、
どちらもキャンセルになり、今年も終わり間近になって、
ようやくのシンガポール初ライブがこの国歌斉唱です。
両国(日本とシンガポール)国歌斉唱を一人の歌手が行う事は、
世界的にもあまり例がないようで、とても名誉あることです。
シンガポール国歌、"Majulah Singapura"の歌詞はマレー語です。
シンガポールはマレーシアから分離独立した経緯があり、
歴史的、政治的な理由から、国歌はマレー語となりました。
私は、シンガポールに来た4才の時、現在のMedia Corp(当時のSBC)のTV放送は、
毎日国歌で始まり、国歌で終えていたのを、昨日の事のように覚えています。
また、我が母校シンガポール日本人学校では、
"Majulah Singapura"と"君が代"、そして"校歌"。
この3曲を1セットにして、あらゆる行事で生徒に歌わせる事を義務づけました。
お陰で、私は難なく"Majulah Singapura"を歌う事が出来るようになりました。
歌手になり、日本とシンガポールの音楽親善大使的な活動も
させて頂くようになって、"Majulah Singapura"を歌う機会は何度かありました。
子供の頃は意味も分からず、カタカナで覚えていた国歌を、
プロとして人前で歌う為に、マレー語として理解した時に、
単語の区切り方がかなり間違っていた事がわかり、笑ってしまいました。
マリキタラ ヤシンガプラサ マサマムヌージュ
私は子供の頃にこうやって歌っていましたが、
マリキタ ラヤ シンガプラ サマサマ ムヌジュ
実際はこちらが正解でした(笑)
しかも、アルファベットにしたら、
Mari kita rakyat Singapura sama-sama menuju
ラヤには"k"も"t"も付くし、"menuju"の"e"の発音は、
「メ」と「ム」の間の音なので、カタカナ通りには発音しません。
習慣というのは恐ろしいもので、矯正するのはかなり大変でした。
そして今回、「君が代」を歌手として、初めて歌います。
「君が代」はその内容に対して、色々な意見が聞かれますが、
私は一つの楽曲として捉えると、音楽的にはとても好きな曲です。
今回歌う為に、色々研究しましたが、いやあ、歌うのは本当に難しい。
かなり歌唱力が試される国歌ですね。
私は「日本人」という看板を今以上に認識せざるを得ない時代に、
シンガポールで育ったので、この二つの国歌を歌う事は、
言葉に出来ない色々な想いがあります。
様々な情景が私の脳裏に浮かびます。
正直、涙が出る想いです。そして、とても重い。
日本人の歌手が、単発的に外国の国歌を歌うのとは明らかに違う
"Majulah Singapura"を。
そして、祖国を常に外国からみつめて来た日本人歌手が歌う「君が代」を。
私は表現したいと思います。
私にしか歌えない国歌が歌えますように...。
キックオフは、明日シンガポール時間19:00、日本時間では20:00から。
皆さん、応援して下さい!