Speech Level Singing
みなさんは、"Seth Riggs"という人をご存知ですか?
私がこの名前を知ったのは、今から20年近く前。
歌手の広瀬香美さんが彼のオーディションに合格した、
最初の東洋人であるという話を聞いた時に知りました。
Seth Riggs氏は、一般的にはマイケル・ジャクソンの
ヴォイストレーナーとして知られていて、
世界で最も成功したヴォーカル・コーチだと言われています。
マイケル以外にも彼のクライアントには、
スティービー・ワンダー、ナタリー・コール等、
120人以上のグラミー受賞者がいます。
このSeth Riggs氏が発案したテクニックが「Speech Level Singing」。
このメソッドを受け継ぎ、Seth Riggsが最も信頼を置いているという
最高レベルのインストラクター、Jeffrey Skouson氏が来星するというので、
「これは行かなくっちゃっ!!」と、マスタークラスを受講しに行って来ました。
サンテックのコンベンションルームの一室で、総勢70名位だったかな?
何と途中1時間半のお昼休憩を挟んで、7時間の講習を受けました。
「英語が理解出来ない人?」と聞かれ、誰も手をあげない、ここはシンガポール。
「今回はアジアツアーで、台湾、韓国、日本、そしてシンガポールに来た訳ですが、
一番話が早そうだ。皆さんは聞いていると、"a kind of same language"を
話してるようだし...」という言葉から始まり、全員の大爆笑から講義は始まりました。
"Singlish"は、そう聞こえるよねえ。
この"Speech Level Singing"、つまり「話すように歌う」。
声帯や体に負担をかけないで、如何に奇跡のような声を作り出すのか、
時には図解し、デモも聴かせ、非常に理論的に講義は進んで行きました。
シンガポーリアンは、こういう場合、とにかく積極的です。
山のように質問し、時には過剰なまでに自分をアピールします。
私は「そうか、そういう場合、最近の英語ではこう言うのか...
それだけ理論的に声の作り方を説明出来るのは凄いなあ〜はぁ〜...」と、
ひたすら感心するばかりで、質問の粋にまで行かなかったです.....反省(T_T)
「これだけ質の高い質問ばかり出るのは、シンガポールとは凄い国だ!!」と
Jeffも感心仕切りです。
途中、John Lee氏(日本では、Dick Lee氏の弟さんと言ったらわかり易いかな?)
率いるVocaluptuousのメンバーも全員参加していたので、
彼らのパフォーマンスもあったり、12才の男の子が天使のような声で
MJの"Ben"を歌ったりして、非常に楽しいクラスでした。
他にも何人かが指されて、ステージ上で実践的にトレーニングを施されました。
Jeffは瞬時にして、その人の音域、特性、弱点を掴み、
次から次へと修正して行きます。
ものの数分で、弱点が劇的に直っていく様子を見ると、感動さえ覚えました。
しかし、ステージに上がる希望者多しで、入り込む事が出来ず残念。
ちょっとシャイだったかも...もっとアピールすべきだったなあ。
私も日本の生活長くて日本人になったか...?(笑)
それにしても、世界レベルの発声法を間近で学べたのは、本当に勉強になりました。
私もまだまだ未熟ですが、今の歌が歌えるようになるまで、何年もかかりました。
長くキラキラとした声を保てるように、きちんとした発声法で精進しようと思います。