« すみません。愚痴ります。 | メイン | 今日は... »

ミュージシャン魂。

前回は愚痴って、すみません。

人間だから、毎日色々な事を思うし、
人生楽しい事ばかりじゃないから、当然凹んだり、傷ついたりするし。

ブログは色々な人が読んで下さるし、
なるべく楽しい事を書きたいと思っているのですが、
嘘は書きたくないと思っています。

以前は、気持ちが楽しくない時は、ブログは書きませんでした。
嘘をつきたくないと思うと、そういう事になってしまうのです。

でも、シンガポールに来てから、
明るい私も本当の私、暗い私も本当の私。
今、一生懸命色々な事に取り組んでいるので、
その時感じた事を正直に書きたい、そして後で振り返って大笑いしようという
精神で行こうと思っているので、どうぞご心配なくです。

感受性が鋭いので、日々、必要以上に考えてしまう事が多いのですが、
それでもまあ、基本的には楽天的で、立ち直りもかなり早いですから大丈夫!

実際、一昨日悩んでいた事は、既に解決しております(笑)

やっぱり、音楽人の悩みは、音楽やミュージシャンによって解決するんだなと
思います。

昨日、プロデューサーの1人にお会いしました。
もの凄いプロフェッショナル。
ぞくぞくしました。

まずは挨拶。お互いに握手です。
長い事、ミュージシャンと会ってないから忘れていたのですが、
そう、私達の挨拶は「握手」から始まるのです。
"Hi sachiyo!"と言われて、手を差し出された時、
初対面なのに、「おかえり」と言われた気がしました。
ああそうだ、私達は全ては「握手」から始まっていたんだよなと、
思ったのです。
リハでもライブでも打ち合わせでも、全ては"Shake hands"から。

初めは、ご挨拶して、お互いの活動や方針の話をして、徐々に...
なんて考えていたのですが、さすがに現場の人。
いきなり本題です。
彼は、私の楽曲のプロデューサー兼アレンジャーなので、
アレンジする楽曲についていきなり、
「今、ここですぐに聴きましょう。具体的にどうしますか?
 イメージは?方向性は?手法は?楽器は?生の楽器?サンプル?」と、
矢継ぎ早に質問が来ました。

私は音源と譜面を渡し、すぐにその場で全員で聴いて、
ああでもない、こうでもないと、本題に入りました。

自分なりに考え方をまとめていたのですが、ちょっと準備が足りなかった。
というよりも、制作のヘッドから、
「楽曲を聴くと自分のイメージをパーと広げて、チャッチャカアレンジしてしまう人」
という風に聴いていて、彼がこれまで手掛けた作品をたくさん聴いて、
基本的に信頼しているのだから、任せようと思っていた所もあり、
あまり自分の意見を押し付けたくないと思っていたので、
こんなに「作家の意見を尊重してくれるアレンジャー」だとは思っていなかったのです。

そして私は彼は「非常にポップでエレクトリックよりの人」という
勝手なイメージを持っていたのですが、
「僕は二つの面を持っていて、アコースティックなものを追求するという事も
 僕のもう一つの側面にちゃんとあります。」と言われ、
「それは私のラッキーな誤解だった。」と、私は答えました。

それから、「こういう事はしたい」でも「こういう事はしたくない」
「この方向性はいい」、でも「この方向性はいや」と、
自分が出来うる限りの色々な表現で伝えて、ミーティングを終えました。

終えて思ったのは、この人は非常に仕事のし易い人だと思ったこと。
そして、クリエイティブな事を言葉にする事の難しさ。
英語は日本語以上に明確にしなくてはならないので、余計に難しいです。

日本では、既に信頼関係が出来上がっていて、
ある種、「言葉にしなくても、私の好みや方向性がわかっている人」に、
アレンジをお願いしていたので、私は余計にこの部分が出来てないと痛感しました。

反省。
でも、超やる気のある反省です。

自分が曲を作った意図を掘り下げてもっと明確に伝えないと、
それに英語での音楽用語をもっと勉強しないと。
このアレンジャーと心底よい仕事をしたい、そう思えた事はとても幸せな事です。

アレンジャーとのミーティングを終えた後も、
事務所とのミーティングは2時間も続き、
今自分が抱えている問題を全て話して、相互理解を深めました。
スッキリしました。

やる事が山程あります。
落ち込んでいられない。
がんばります。