2nd Rec.終了
録音2日目、ヴォーカル録り終了しました。
スタートが17:00で、終わったのは夜中の3時でした...。
ディナー休憩を1時間取った以外は、9時間は立ちっぱなしで
歌っていた事になります。
プロデューサーの求めるレベルが高いのなんの...
と、録音を見ていた、周囲の人間は言っていましたが、
いや、私が思うに、彼はまだそれでも最高に厳しかったとは思えない。
少々、お情けをかけた点はどうしても見えた。
くやしい。
アジアのスーパースター達と仕事を共にしているプロデューサーである。
要求が高いのは当たり前のこと。
そのリクエストに100%応えられない自分が不甲斐ない。
プライベートでは褒められるのが大好きなワタクシですが、
褒めんでいい。徹底的にしごいて欲しい。
これが終了した時点で思った感想でした。
思った以上に苦戦しております。
1stより2nd、そして今回の3枚目と、
音楽性も歌唱力も向上しなくてはいけないのはもちろんのこと、
ターゲットが広がっただけに甘い事は言ってられない。
しかし。
感心するのは、そして本当にありがたいのは、この長時間の録音に、
誰一人として泣き言を言わないこと。
眠いだの、疲れたのだのが、一切出ない。
誰だ、シンガポーリアンは、甘いし、ゆるいし、ねばり強く無いだの
言ってるのは?
そんな奴は、今の私のプロジェクトチームに誰一人としていない。
今回、私は制作チームに本当に恵まれました。
1stや2ndアルバムに収録しているオリジナルの英語版も録り直す事から、
前作の録音環境のクオリティーに出来るだけ近づけようと、
現エンジニアさんが手を尽くしてくれています。
過去のアルバム、私の歌の未熟さは置いておいても、
録った環境設備、音質は最高レベルのものです。
スタジオはavexが「アコースティックな音楽を究極的に追求するため」に作った
録音スタジオとマスタリングルーム。
特に私が使用したマイクは、"Legendary"(伝説的な)と言われている、
1本150万円するコンプレッサーマイクです。
現エンジニアさんは、私の為に前作に限りなく近いマイクを、
60万円かけて購入してくれたそうで、その事は本人からではなく、
周りのスタッフから告げられました。
しかし、ヴォーカルブースで目にしたのは、前作と全く同じモデルのもの!
私は驚いてエンジニアさんの顔を見ると、
「前の録音の時を思い出したかい?日本で録った時の事を思い出して、
リラックスして歌うんだよ!」とウィンクされました。
アシスタント君に聞くと、彼はシンガポール中探してくれたそうで、
シンガポールで、1本しか存在しなかったそうです。
もうアシスタント君達は、カメラ小僧と化して、写真を撮りまくってました。
私はこの事を最初の録音の時に知り、とても感激して、
何か自分に出来る事はないかと考えました。
もちろん、最高のお礼は最高の歌を残すこと。
そして、何かもう一つ...と思い、今回はスタッフ全員分のお弁当を作って
スタジオ入りしました。
「こんなこと、しないでくれー、sachiyo!」と怒られちゃったけれど、
みんなとても喜んでくれました。
シンガポールには日本食のレストランがかなりの数あり、
シンガポーリアンは欧米人以上に日本食に詳しいです。
でも、私の作った家庭料理(きんぴらごぼう、こんにゃくの煮物...etc)は、
みんな「初めて食べるー。嬉しー。」と本当に楽しそうに食べてくれて、
作った甲斐がありました。
こんにゃくを英語で"Devil's tongue"(悪魔の舌)という言い方も
するという事を、今回初めて知りました。
変なの(笑)
あと「こんにゃくって、こんにゃくゼリーのこと?」とも聞かれ、
あんたら、こんにゃくゼリー知ってるんかい!?と、これもびっくり。ははは。
さあ。
まだまだ録音は続きます。へこたれてられない。
明日もまたシンガポール初体験。ストリングスの録音です。